はじめまして
こちらのホームぺージに来ていただきありがとうございます
3児の母で14年ほど、こども専門の言語聴覚士(SpeechTherapist:ST)をしています。
某小児医療センターの外来で言語指導(主に口蓋裂言語、言語発達遅滞、構音障害、吃音など)や、某市の児童発達支援センターの相談業務をしています。
言語聴覚士として「未来のしぶんを創造する」をテーマに、自分らしい「じぶん」を創ることを願い、2021年からじぶん工房を立ち上げました。
また、言語療法で感じた事や活動など伝えられたらと思いますので、どうぞどうぞよろしくお願いします
今回はすこし私がこどもと接している時に思ってる事をお伝えしたいなと思います
ことばレッスンで大切にしていること
「ことば」は毎日つかうツールだからこそ
言語聴覚士の相談の中で多い内容は「ことばをしゃべらない」「ことばが遅い」などですが
実際におこさんに出会ってあそんでいると、じぶんなりの表現で伝えているな~と
ただ、その表現が「おしゃべり」じゃないという事で、ママパパが悩んでいると思う事が多いです。
言語聴覚士の斉藤が思うのは、、、
おっしゃる通り!心配にきまってる!このまま言葉が出ないんじゃないか、、と不安になる事は当たり前です
STも「どうやったらおしゃべりになるだろう」と心から思ってます。
でも、「ことば」は毎日つかうツールなので、練習になったらあかんのちゃうかなって思っています。
「きづく」「くらべる」「わかる」がはじまりのはじまりです
そこでやっぱりSTとしてお話する事は、「わかっているか」「気づいているか」の確認をママパパと一緒に観察します
どんなものに興味があるのか、、触る?やっぱり怖くて触れない?など、いろんな角度で観察、推察、考察します。
そして、ママパパとお家での様子をきいて「おこさんは、今こんな風に感じてるんじゃないかな」「この音、感触、好きなんじゃないかな?」などを
アドバイスとしてお話しています。
おしゃべりにつなげるには、「きづく」「くらべる」「わかる」がはじまりのはじまりなんですよね。
毎日つかう「ことば」だからこそ、こどものペースで
毎日つらい勉強をして、できる様になる喜びもあるかもしれません
でも、楽しむためのおしゃべりが、練習ばっかりで楽しくはじまるかな・・・?
練習も必要です。これは絶対。 こどもの言葉ってなると練習だけじゃ埋まらないものがあるよな…と、こどもと接する事が多い言語聴覚士は思うのです。
「ことば」の神秘的な魅力を感じ、楽しんで遊びの中に「ことば」をいれながら、こども達の様々なコミュニケーション手段・ツールを
まわりがみとめて、できるようになる事も悪くないんじゃないかなと… いち言語聴覚士は思っています。
また、言語聴覚士のひとりごとをきいてもらえたらうれしく思います。